暴露ハック

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米国株ETFの最適な定期買付タイミングはいつなのか!分析してみた

前回記事に続いて米国株ETFについての記事です。

www.bakuro-hack.com

定期買付などを利用してETFを購入していくというのが投資初心者や時間をかけたくない人の最適解だと思います。

正直、定期的に購入していくことが大事なのでいつ購入しても良いのですが、やっぱり安い場所で買いたいものです。

そんなわけで今回は米国の2つの代表的なETFであるVOO(S&P500連動ETF)とQQQ(NASDAQ100連動ETF)のエントリータイミングについて分析をしました。

発注タイミングをチェック

SBI証券の公式ページによると、ETFの発注タイミングは以下の通りです。

日本時間6:00(サマータイムは5:00)時点の設定内容をもとに、日本時間12:00頃に買付余力(NISA枠)が拘束されます。 日本時間23:30(サマータイムは22:30)になりましたら、現地市場に注文が自動的に発注されます。 https://s.sbisec.co.jp/smweb/pr/gaccnt.do?page=foreign_info_us_reserveorder01

つまり、米国株の開場タイミングで発注がされるということで、おおよそ始値で約定しそうです。

前日との始値が下がりやすいのは月曜日?

そこでVOOとQQQについてyahoo financeのデータを元に前日始値との差分データをとりました。

月曜日の始値が300ドルで、火曜日の始値が290ドルだったら火曜日に買付設定をしておいた方が良いよね、という話です。

以下が各曜日における前日始値からの平均騰落率を表したデータです。(1枚目がVOO、2枚目がQQQです)

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VOOの平均騰落率(曜日ごと)

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QQQの平均騰落率(曜日ごと)

こうしてみると両方とも月曜日にマイナスになっていますね。

これの意味するところは、月曜日の始値は金曜日の始値よりも平均して低いということになります。

したがって、月曜日のオープン時間に買付設定をすると平均して安く買い付けができるのではないかということです。

また、金融の世界では「リスク=分散(ばらつき)」と定義されています。

例えば、毎週月曜日のリターンが-1%, 5%, 0%, 4%で、火曜日のリターンが1%, 2%, 3%, 2%だった場合、両方とも平均すれば2%のリターンですが、月曜日の方がばらつきが大きいですね。

平均リターン(期待値)が同じでもばらつきが大きい方がリスクがあり、小さい方が安心できるということになります。

その観点でVOOとQQQについて各曜日ごとのばらつきを算出してみました。

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VOOの平均騰落率の分散(曜日ごと)

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QQQの平均騰落率no(曜日ごと)

VOOに関しては月曜日が一番ばらつきが大きいですね。つまり、月曜日に買付設定をすると一番買付価格のブレが大きい(=リスクが大きい)ということになります。

一方QQQは曜日ごとのばらつきはそこまで大きくありませんね。

VOOに関しては月曜日に買付をする場合、期待値は高いがリスクもある、と言えます。

しかし、このリスクが大きいか小さいかは微妙なところです。

日付ごとでもチェックしてみる

SBI証券では曜日ごとの定期買付と日付ごとの定期買い付けができます。

なので、曜日ごとに期待リターンが変わるのかも分析してみます。

先ほどと同様にVOOとQQQのグラフを記します。

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VOOの平均騰落率の分散(日付ごと)

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QQQの平均騰落率(日付ごと)

VOOに関しては日付ごとには特に傾向が掴めませんね。QQQに関しては月末月初は上がりやすく、月の中頃は少し下がりやすいでしょうか。とはいえどちらも傾向は掴めないですね。

米国株ETFに関しては日付ごとに買い付け設定をするのは難しそうです。

ただ、日付設定のメリットとしては給料日直後に買付を設定することができる点です。

投資というのは時間が武器です。投資している期間が長ければ長いほど良い。

つまり、1日でも早く買付をする方が時間を武器にできますよね。

日付買付はこのように利用するのが得策なのかなと思います。

まとめ

ということで米国株ETF(VOO, QQQ)に関しては月曜オープン時に買付設定をするのが良いのではないかという結論になりました。

日付買付をする場合は給料日直後が良さそうというのが個人的な感想です。